WEB2.0時代のシーラカンス

最近、Amazon からお勧めCDの案内メールがよく来くるようになった。

サイト閲覧者がどんな商品をよく見ているのか、どのページの前で立ち止まっているのか、これはシステムによって完全に見張られていて、データベースに組み込まれていく。広告はそれを元に個別に配信されるしかけだ。何か自分の趣味を見透かされているようで気色が悪い。(アダルトサイトから案内が多い方は、やはりそちらをよく見ている証拠・・・○○さ〜ん、被害者の顔をしちゃいけないよ・・・笑)

最近でいうと、Eliane Elias の新譜 "Light My Fire" が1,050円でどうでしょう?というのが来ていた。二日後に見たら1,500円、今日見たらもう2,500円(輸入版2,187円)に跳ね上がっている。これってどんな商売なんだろ?

今日は Kenny Burrell の "Midnight Blue" が1,090円、Joe Pass の "Virtuoso2" が1,117円、Wes の "Full House" が1,442円 ・・・等々、バナナも気を悪くするような叩き売り状態だ。

「CDの時代はとっくに去ったよ、ましてやレコード集めなんて・・・」と知人のミュージシャンがかなり以前に呟いていたのを思い出した。あれは Blue Note の1,500円シリーズか RVG 1,000円 シリーズが出たころだったか・・・そう、いまに始まったことではないのだけれど。
その頃は、名盤が安価で買えれば言うことないじゃない?!という程度の印象だったが、なぜかかここに至って、こんなのでいいのかという疑問符がフツフツと湧き起ってきた。誤解のないように書いておきたいが、ボクが以前より金持ちになったわけではない・・・ボンビー度合いで言えばますます寂しい状況になってきているだ。

もう名盤もへったくれもない・・・
どうなんだろうねこんな時代?とにかく売って儲けたい人の商売合戦だけが加熱している様が気になる。これが夢のWEB2.0時代のマーケットの景色なのだろうか?!

時代の流れは想像以上に速い、そして益々加速しているなと感じてならない昨今であります。
かくしてジャズファンなんてものは、近い将来、いやもうすでに、生きた化石シーラカンスの扱いを受けているのだろうかね・・・。


・・・ここまで書いたところで訃報が入ってきた。Ray Bryant がお星さまになってしまったとのこと。
寂しいなぁ・・・
でもしかたないよね・・・モダンジャズの歴史をつくり上げてきたミュージシャン達はほとんどが 1920〜30年代の生まれ、みんな八十路の翁でしょう。Rollinsなどは例外と言わなければならない。




(筆:しろくま)




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